相談の目安と相談先

このページの目安は、診断のためのものではなく、相談するきっかけです。ここにないことでも、保護者が気になること、心配が続くことは、相談してよい理由になります。 相談先の名前や受付時間は、お住まいの地域によって違います。わからないときは、かかりつけの小児科や市区町村の窓口に「どこに相談すればよいか」から聞いてみてください。

相談した方がよいとき

次のようなときは、様子を見るより専門家に相談してください。命に関わるおそれがあるときは 119、夜間・休日に受診を迷うときは #8000(子ども医療電話相談)へ。

  • 今すぐ受診・連絡を

    物をのどにつまらせて、呼吸が苦しそう・意識がない

    すぐに119番に電話してください。

    相談先の例:救急(119)

    出典:救急車を上手に使いましょう~救急車 必要なのはどんなとき?~(消防庁、p.5「こんなときにはすぐに119番!!」こども(15歳以下))

  • 今すぐ受診・連絡を

    呼吸が苦しそう・弱い、くちびるが紫色、けいれんが止まらない、意識がない・様子がおかしい

    すぐに119番に電話してください。消防庁の資料では、子ども(15歳以下)でこうした様子があるときは、すぐに119番をするよう案内しています。

    相談先の例:救急(119)

    出典:救急車を上手に使いましょう~救急車 必要なのはどんなとき?~(消防庁、p.5「こんなときにはすぐに119番!!」こども(15歳以下))

  • 今すぐ受診・連絡を

    自分や人を傷つけたいと話す、危険な行動がある

    すぐに相談してください。米国国立精神衛生研究所は、危険な行動があるときや、自分や人を傷つけたいと話すときは、すぐに助けを求めるよう勧めています。命に関わるおそれがあるときは119番に電話してください。

    相談先の例:かかりつけの小児科、精神保健福祉センター・保健所、救急(119)

    出典:Children and Mental Health: Is This Just a Stage?(National Institute of Mental Health(米国国立精神衛生研究所)、見出し「What are the signs of mental health conditions in children?」、節「Get Immediate Help」)

  • 今すぐ受診・連絡を

    夜間や休日に子どもの具合が悪く、救急車を呼ぶか、すぐ受診するか迷う

    子ども医療電話相談(#8000)で、小児科医師・看護師に相談できます。受付時間は都道府県によって違います。

    相談先の例:子ども医療電話相談(#8000)、救急安心センター(#7119)

    出典:子どもの症状は♯8000(上手な医療のかかり方.jp)(厚生労働省、ページ全体)/子ども医療電話相談事業(♯8000)について(厚生労働省、「子ども医療電話相談事業実施状況」の都道府県別の表)

  • 早めに相談を

    食事のたびにむせる・えずく、食べると呼吸がしづらそう

    かかりつけの小児科に相談してください。飲み込みの専門職は言語聴覚士です。

    相談先の例:かかりつけの小児科、言語聴覚士(ST)

    出典:Feeding and Swallowing Disorders in Children(Communication Health Support Association(American Speech-Language-Hearing Association の専門知識による)、本文(摂食・嚥下の問題のサインの一覧))/言語聴覚士とは(日本言語聴覚士協会、ページ全体)

  • 早めに相談を

    かんしゃくや強い不安などが数週間以上続き、子どもや家族がつらい、毎日の生活に差し支えている

    ご家庭だけで抱えず、相談してください。米国国立精神衛生研究所は、こうした状態が数週間以上続くときは助けを求めるよう勧めています。

    相談先の例:かかりつけの小児科、市区町村の保健センター・乳幼児健診、精神保健福祉センター・保健所

    出典:Children and Mental Health: Is This Just a Stage?(National Institute of Mental Health(米国国立精神衛生研究所)、見出し「What are the signs of mental health conditions in children?」)/身近にある地域の相談窓口(こころもメンテしよう)(厚生労働省、ページ全体)

  • 早めに相談を

    2歳になっても、話す単語が数語だけ

    小児神経専門医のいる医療機関か、市区町村の保健センターに相談してください。日本小児神経学会は、原因はさまざまで、まず聞こえや発達の検査をするとしています。

    相談先の例:小児神経専門医のいる医療機関、市区町村の保健センター・乳幼児健診

    出典:小児神経Q&A Q72「言うことは理解できるのですが単語が数語しか出ないのは病気でしょうか?」(日本小児神経学会、回答の本文と末尾)

  • 早めに相談を

    以前できていたこと(ことば・やりとり・遊びなど)が、できなくなった

    様子を見るより、早めにかかりつけの小児科に伝えてください。米国の公的機関や小児科学会は、できていたことができなくなったときは待たずに医師に相談するよう勧めています。

    相談先の例:かかりつけの小児科、市区町村の保健センター・乳幼児健診

    出典:CDC's Developmental Milestones(Centers for Disease Control and Prevention(米国疾病予防管理センター)、見出し「Concerned about your child's development? Act early.」)/Language Delays in Toddlers: Information for Parents(American Academy of Pediatrics(HealthyChildren.org)、見出し「When milestones are delayed」)

  • 早めに相談を

    3歳になっても二語文(「ママ きて」など)が出ない、または話しかけたことの理解もゆっくり

    3歳児健診や保健センター、かかりつけの小児科で相談してください。健診を行う医師向けのマニュアルでは、この場合はことばの遅れと考え、理解も遅いときは聞こえを確かめたうえで医療機関や療育機関への紹介を考えるとしています。

    相談先の例:市区町村の保健センター・乳幼児健診、かかりつけの小児科

    出典:改訂2版 乳幼児健康診査 身体診察マニュアル(こども家庭庁(日本小児医療保健協議会 健康診査委員会 承認)、第4章 3歳児健康診査(PDF p.65/印刷 p.59))

  • 早めに相談を

    子育てがつらく、手をあげてしまいそう

    一人で抱えずに相談してください。「親子のための相談LINE」や、児童相談所相談専用ダイヤル(0120-189-783)で相談できます。

    相談先の例:子育ての悩みの相談(LINE・電話)、こども家庭センター

    出典:親子のための相談LINE(こども家庭庁、ページ全体)/児童相談所虐待対応ダイヤル「189」について(こども家庭庁、ページ全体)

  • 早めに相談を

    体重が増えず、母子健康手帳の成長曲線のカーブから外れていく

    かかりつけの小児科に相談してください。

    相談先の例:かかりつけの小児科

    出典:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)(「授乳・離乳の支援ガイド」改定に関する研究会(こども家庭庁が掲載)、「Ⅱ 授乳及び離乳の支援」授乳及び離乳の支援に当たっての考え方(PDF p.18〜19/印刷 p.13〜14))

  • 気になるときは相談を

    発達のことが気になるが、どこに相談すればよいかわからない

    市区町村のこども家庭センターや保健センターで相談できます。児童発達支援センターも、診断がつく前の「気付き」の段階から相談に応じる役割があります。

    相談先の例:こども家庭センター、市区町村の保健センター・乳幼児健診、児童発達支援センター

    出典:こども家庭センター(こども家庭庁、ページ冒頭)/児童発達支援ガイドライン(令和6年7月)(こども家庭庁、p.12「エ 地域の障害のあるこどもの発達相談の入口としての幅広い相談機能」)

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