時計を目に入る場所に置き、「○時になったら」で伝える

リビングの壁の時計を、子どもと大人が一緒に見上げている。

子どもがよくいる部屋の、目に入る場所に時計を置きます。「8時になったら出かけよう」のように、時刻で伝えます。起きる・学校が始まる・帰る・寝る時刻を、一緒に言ってみます。

出かける時間は、「8時になったら出かけよう」のように時刻で伝えてみます。小学1年生の算数では、「そろそろ9時だから準備をしよう」と、時刻をもとに動くことを大切にしています。家でも時刻を使うことが勧められています2。

子どもは大人より、何度も時計を見て時間をはかるという研究があります4。時計が目に入る場所にあると、自分で確かめやすくなります。家のどの部屋でも時計が見えるようにする工夫は、注意欠如・多動症の診断がある子の研究で、ほかの工夫と組み合わせて使われていました1。

1日の時刻を、午前・午後で言ってみる3

午前

  • 起きる時刻
  • 学校が始まる時刻

午後

  • 学校から帰る時刻
  • 寝る時刻

文部科学省の小学校学習指導要領解説(算数編)の、2年生の例より。

用意するもの

試し方

  1. 子どもがよくいる部屋の、目に入る場所に時計を置く12

    小学校では、長い針と短い針の動きを見ながら、時刻や時間を学んでいきます。

  2. 「8時になったら出かけよう」のように、時刻で伝える2
  3. 起きる・学校が始まる・帰る・寝る時刻を、午前・午後をつけて一緒に言ってみる。その間が何時間かも数える3
  4. はじめは、時刻の少し前に「時計を見てごらん」と声をかける

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

関連する困りごと

出典

  1. Wennberg, B.、Janeslätt, G.、Kjellberg, A.、Gustafsson, P. A.. Effectiveness of time-related interventions in children with ADHD aged 9–15 years: a randomized controlled study. European Child & Adolescent Psychiatry, 27(3), 329–342, 2018. Procedure and intervention

  2. 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編. 文部科学省, 2017. 「時間の単位」(PDF 66枚目)、第1学年 C(2)「時刻の読み方」(冊子p.93〜94・PDF 99〜100枚目)

  3. 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 算数編. 文部科学省, 2017. 第2学年 C(2)「時間の単位」(冊子p.124〜125・PDF 130〜131枚目)

  4. Mäntylä, T.、Carelli, M. G.、Forman, H.. Time monitoring and executive functioning in children and adults. Journal of Experimental Child Psychology, 96(1), 1–19, 2007. 抄録

    Wang, Y.、Ren, Z.、Yue, Y.、Zheng, X.、Zhang, X.、Wang, L.. The Effect of Time Monitoring on the Development of Time-Based Prospective Memory among Children Aged 7–11 Years Old. Behavioral Sciences, 14(3), 233, 2024. 4.2、5. Conclusions