食事の始まりと終わりを、毎回同じ流れにする

1回 20〜30分

手をふき終えて食卓のいすに座る子どもと、隣で手を合わせる大人

5分前に知らせて、手を洗って席につきます。食べるのは座っているときだけです。食べ物を投げたら「おしまい?」と聞きます。20〜30分ほどで、何も言わずに下げます。

食事の前に、5分前の合図と手洗いを入れます。遊びから食事へ、気持ちを切りかえやすくなるとされています1。毎回同じ流れにしておくと、子どもは次に何をするのかがわかります2。

幼い子が、食事の間ずっと座っているのは難しいことがあります。ときどき動くのはかまいませんが、食べるのは座っているときだけにします3。口に食べ物を入れたまま遊んだり歩いたりすると、窒息のおそれがあるためです4。

食事の時間の目安は、資料によって20分から30分程度まで幅があります6。ドイツの6〜11歳の実験では、10分ほど長い食事のほうが、野菜や果物をよく食べていました8。目安は早く終わらせるためではなく、だらだら続けないための区切りと考えてみてください。

食事を切り上げる時間の目安(資料ごと)6
  • 日本の幼児の食生活支援ガイド(3歳ごろ)30分
  • 小児科の学術誌の総説20〜30分
  • オーストラリアの保護者向け(偏食・上限)20分

日本の研究班のガイド(2022年)、小児科の学術誌の総説(2015年)、オーストラリアの保護者向けの情報より。

試し方

  1. 食事の5分前に「あと5分でごはんだよ」と知らせる1
  2. 手を洗って、席につく。毎回同じ順番にする12

    疲れすぎている時間に食事が重ならないようにすると、座りやすくなります。

  3. 食べるのは座っているときだけ、と約束する。立ちたくなったら、口の中を空にしてから34

    お皿を運ぶ、飲み物を取ってくるなど、短い「おてつだい」で体を動かす方法もあります。

  4. 席を離れたら、無理に食べさせず、穏やかに「戻っておいで」と声をかける2
  5. 食べ物を投げたら、叱らずに「おしまい?」と聞く5
  6. 20〜30分ほどを目安にする。食べなければ、何も言わずに下げる6
  7. 座っていられたら、「今日はいすに座ろうとがんばってるね」のように具体的に伝える7

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連する困りごと

出典

  1. Fussy eating in children: what to do. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2025-09-30. 見出し「How to help fussy eaters enjoy mealtimes」

  2. Toddlers and mealtime behaviour. Better Health Channel(オーストラリア・ビクトリア州保健省), 2024-07-31. 見出し「Toddlers sitting down to eat」

  3. Family mealtimes: why they're important & how to make them fun. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2025-09-30. 見出し「2. Reduce the rush」

    Selective Eating – The Importance of Seating and Positioning. Swansea Bay University Health Board, Department of Nutrition and Dietetics(英国ウェールズの公的医療機関の栄養・食事療法部門), 2024-02. Other considerations「Movement breaks」

  4. こどもを事故から守る!事故防止ハンドブック(令和8年3月版). こども家庭庁 成育局安全対策課, 2026-03. p.5「食事中に食べ物で窒息」注意ポイント3

    厚生労働行政推進調査事業費補助金「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援に向けた効果的な展開のための研究」班. 幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド【確定版】. 令和3年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金 研究班(国立保健医療科学院が掲載), 2022-03. p.17(PDF 21枚目)表2「子どもが安全に食べる(safe eating)のためのポイント」

  5. Toddlers and mealtime behaviour. Better Health Channel(オーストラリア・ビクトリア州保健省), 2024-07-31. 見出し「Making a mess at mealtime」

    Kerzner, B.、Milano, K.、MacLean, W. C. Jr.、Berall, G.、Stuart, S.、Chatoor, I.. A Practical Approach to Classifying and Managing Feeding Difficulties. Pediatrics, 135(2), 344–353, 2015. p.347 Table 3「Feeding Guidelines for All Children」

  6. 厚生労働行政推進調査事業費補助金「幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援に向けた効果的な展開のための研究」班. 幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイド【確定版】. 令和3年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金 研究班(国立保健医療科学院が掲載), 2022-03. p.21(PDF 25枚目)「4)子どもの生活習慣を見直し…」3歳頃の項

    Kerzner, B.、Milano, K.、MacLean, W. C. Jr.、Berall, G.、Stuart, S.、Chatoor, I.. A Practical Approach to Classifying and Managing Feeding Difficulties. Pediatrics, 135(2), 344–353, 2015. p.347 Table 3「Feeding Guidelines for All Children」

    Family mealtimes: why they're important & how to make them fun. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2025-09-30. 見出し「2. Reduce the rush」

    Fussy eating in children: what to do. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2025-09-30. 見出し「How to help fussy eaters enjoy mealtimes」

  7. Family mealtimes: why they're important & how to make them fun. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2025-09-30. 見出し「5. Focus on enjoying food and eating together」

  8. Dallacker, M.、Knobl, V.、Hertwig, R.、Mata, J.. Effect of Longer Family Meals on Children's Fruit and Vegetable Intake: A Randomized Clinical Trial. JAMA Network Open, 6(4), e236331, 2023. Results