手が出たら、まず止めて短く伝える

すぐ間に入って手を止め、たたかれた子を先に気づかいます。たたいた子には「たたかないよ。たたくと痛いよ」と短く伝え、相手の様子を添えます。説教や、たたき返すことはしません。
手が出たその場では、まず止めて、たたかれた子を先に気づかいます1。ほかの子をたたこうとする手を止めるのは、体罰ではありません7。
たたいた子には、落ち着いて短く伝えます。怒鳴ったり長く説明したりせず、相手がどうなったかを一言添えます34。たたき返す・かみ返すと、攻撃のしかたを教えることになるので、しません12。
おとなもカッとしたときは、子どもの安全を確かめてから、深呼吸してゆっくり5秒数えます6。一度で身につくものではありません。同じ対応を何度もくり返します5。

たたいた子へ
- 「怒っているのはわかるよ。でも、たたかない」
- 「たたくと痛い」

相手の様子を伝える
- 「痛くて泣いているよ」
- 「つねると痛いから泣いているよ」
アメリカとオーストラリアの学会・公的機関の保護者向けの情報より。
試し方
- すぐに間に入って、手を止める。二人を少し離す13
- たたかれた子・かまれた子を、先に気づかう12
- たたいた子には、落ち着いた声で「たたかないよ。たたくと痛いよ」と短く伝える。2〜3歳には「怒ってるのはわかるよ。でも、たたかない」123
このときは、長い説明や説教はしません。怒鳴らずに伝えます
- 相手がどうなったかを、短くことばにする。「痛くて泣いているよ」34
- 興奮が強いときは、落ち着ける場所で落ち着くのを待つ。何があったかを話すのは、そのあと25
- おとなもカッとしたら、子どもの安全を確かめてから、深呼吸してゆっくり5秒数える6
窓を開けて空気を入れかえるのも、気持ちを切りかえる方法の1つです
止める・変える目安
- たたかれた子がけがをしているときは、手当てを先にする
- 子どもが暴れて止まらないときは、話そうとせず、安全を確かめて落ち着くのを待つ
合わないときは
- 落ち着いているときに、たたく代わりの方法を一緒に決めて練習する
- 手が出やすい時間や場面を探して、いら立ちが強くなる前に先回りする
- やさしく触れられた、ことばで言えたときは、何がよかったかを具体的に伝える
気をつけること
- たたき返す・かみ返すことはしません。攻撃のしかたを教えることになります
- この関わり方だけの効果を確かめた研究は、見つけられませんでした。学会や公的機関の保護者向けの情報で勧められている工夫です
関連する困りごと
出典
Fighting and Biting(Facts for Families No.81). American Academy of Child and Adolescent Psychiatry(米国児童青年精神医学会), 2017-04. 本文(対応のしかたの項)
Boyle, S. L.(レビュー). Biting. KidsHealth(Nemours。米国の小児医療団体の保護者向け情報), 2022-06. 本文(かんだときの対応の説明)
Biting: A Fact Sheet for Families. HeadStart.gov(米国保健福祉省 Office of Head Start). 節「When a child bites another child」「Preventing biting」
Baby & toddler biting, pinching & hair-pulling. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト). 本文(ほかの子を傷つけたときの説明)
Aggressive Behavior in Toddlers. ZERO TO THREE(米国の乳幼児の専門団体), 2025-04-30. 本文(対応のしかたの説明)
体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~. 厚生労働省(体罰等によらない子育ての推進に関する検討会), 2020-02. p.14「保護者自身の工夫」
How to handle sibling fights: steps & tips for parents. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト). 本文(おとな自身の気持ちの扱い方の説明)
体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~. 厚生労働省(体罰等によらない子育ての推進に関する検討会), 2020-02. p.5「しつけと体罰の関係」、p.6(体罰に該当しない行為の例)