目の前の物を一緒に数える・くらべっこ

1回 1〜5分

食卓にお皿を並べる子どもと、横で手伝う大人

配膳や片付け、おやつの時間に、目の前の物を一緒に1つずつ数えます。数えたら「ぜんぶで5こだね」と、いくつあったかを言います。「どっちが多い?」「どっちが高い?」とくらべるのも、遊びのように楽しみます。

幼稚園教育要領の解説は、数量の知識だけを教えるのではない、としています。例に挙げているのは、空いたいすを数える、人数を確かめておやつを配る、どちらの砂山が高いかくらべる、といった暮らしの中の経験です1。家庭向けの情報でも、食卓の準備や片付け、買い物の中で一緒に数えることが勧められています23。

親が目の前の物を数えたり、いくつあるかを言ったりすることが多い家庭ほど、子どものちの数の理解が進んでいた、という研究があります4。ただ、関係を見た研究なので、数に関心のある子が親の数の話を引き出していることも考えられます5。正しく数えられたかを確かめるより、一緒に数えるやりとりそのものを楽しんでみてください。

暮らしの中で数える・くらべる場面12

食事

  • お皿やおはしを人数分そろえる
  • 人数を確かめておやつを配る

遊び・片付け

  • 片付けるおもちゃを数える
  • 空いたいすを数える

くらべっこ

  • どっちの砂山が高い?
  • 大きい・小さいをくらべる

幼稚園教育要領解説(文部科学省、2018年)と、オーストラリアの子育て情報サイトより。

試し方

  1. 配膳のとき、お皿やおはしを家族の人数分そろえてもらう12
  2. おやつ、指、片付けるおもちゃなど、目の前にある物を一緒に1つずつ数える23
  3. 数え終わったら、「ぜんぶで5こだね」と、いくつあったかを言う4
  4. ときどき、4〜10個くらいの少し多めの数も一緒に数える4

    4〜10個くらいの集まりについての会話のほうが、のちの数の理解とより強く関係していた、という研究があります。関係を見た研究です。

  5. 積み木の塔、砂山、おもちゃの大きさなどで、「どっちが多い?」「どっちが高い?」とくらべる12

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連するあそび

関連する困りごと

出典

  1. 幼稚園教育要領解説(平成30年2月). 文部科学省, 2018-02. p.193、p.202(冊子の印字ページ)

  2. Maths & numeracy skills: babies & toddlers. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 本文

  3. CDC's Developmental Milestones. Centers for Disease Control and Prevention(米国疾病予防管理センター), 2026-02-17. 4歳のページ(家庭でできることの欄)

  4. Gunderson, E. A.、Levine, S. C.. Some types of parent number talk count more than others: relations between parents' input and children's cardinal-number knowledge. Developmental Science, 14(5), 1021-1032, 2011. 抄録

  5. Levine, S. C.、Suriyakham, L. W.、Rowe, M. L.、Huttenlocher, J.、Gunderson, E. A.. What counts in the development of young children's number knowledge?. Developmental Psychology, 46(5), 1309-1319, 2010. Results、Discussion