数のすごろく・数のカードあそび

1回 10〜15分

手作りのすごろくで、こまを進める子どもと大人

1〜10の数字のマスを一直線に並べたすごろくを紙で作り、出た数だけこまを進めます。トランプの1〜10で、大きい数を出したほうが取る遊びや神経衰弱もします。1回15分ほどで、日を分けてくり返します。

数字が一直線に並んだすごろくで遊ぶと、数の大小比べや見積もり、数える、数字を読む、の4つの力が伸びたという研究があります。9週間後も続いていました1。アメリカの低所得家庭の幼児の研究です。

15分ずつ4回ほど遊ぶだけでも、見積もりの力が伸びました。同じ形で色を並べたすごろくでは、伸びませんでした2。トランプの数を使ったカード遊びでも、数字を読む力などが伸びています3。

18の研究をまとめた報告でも、効果は小さいながら確かめられました4。遊べばすぐに大きく変わる、というものではありません。勉強の時間にはせず、好きなものを取り入れて、楽しく気楽に続けてみてください5。

数字のすごろくと色のすごろく12

数字のマス(1〜10が一直線)

  • 数の大小比べ・見積もり・数える・数字を読む、の力が伸びた
  • 9週間後も続いていた

色のマス

  • 数の力は変わらなかった

アメリカの低所得家庭の幼児で、2つのすごろくをくらべた研究(2008年)より。

用意するもの

試し方

  1. 紙に1から10までの数字のマスを一直線に並べて、すごろくを作る12

    研究では、数字の代わりに色を並べたすごろくでは、数の力は伸びませんでした

  2. サイコロやルーレットで出た数だけ、こまを進める。止まるマスの数字を、一緒に声に出す(「6、7」)
  3. 1回15分ほどで終え、日を分けて何回か遊ぶ23

    研究では、15分ずつ4回ほど遊んでいました

  4. トランプの1〜10だけを使い、2人で1枚ずつ出して大きい数のほうが取る遊びや、神経衰弱を短く遊ぶ3
  5. 電車や恐竜など、子どもの好きなものの絵をマスに描いたり、こまにしたりする5

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連するあそび

関連する困りごと

出典

  1. Ramani, G. B.、Siegler, R. S.. Promoting broad and stable improvements in low-income children's numerical knowledge through playing number board games. Child Development, 79(2), 375-394, 2008. 抄録

  2. Siegler, R. S.、Ramani, G. B.. Playing linear numerical board games promotes low-income children's numerical development. Developmental Science, 11(5), 655-661, 2008. 抄録(実験2)

  3. Scalise, N. R.、Daubert, E. N.、Ramani, G. B.. Benefits of Playing Numerical Card Games on Head Start Children's Mathematical Skills. The Journal of Experimental Education, 88(2), 200-220, 2020. 抄録

  4. Nelson, G.、Boedeker, P.、Devlin, B. L.、Lesner, T.、Drake, K. R.、Sutherland, M.、Wilke, E. J.、Cook, M.、Schmitt, S. A.. Investigating Main Effects and Moderators of Linear Number Board Games: A Meta-Analytic Review. Review of Educational Research(Accepted/In press), 2025. 抄録(研究者のページで確認)

  5. Maths & numeracy skills: babies & toddlers. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 本文