落ち着き方を、ふだんのうちに練習しておく

大人と子どもが向かい合って、ゆっくり息をはく練習をしている

機嫌のよいときに、大人が気持ちをことばにしたり、深呼吸して見せたりします。話すことばがまだ少ない子には、気持ちの絵や身振りも使います。かんしゃくの最中には、練習したことをやらせようとしません。

かんしゃくの最中に「深呼吸して」と言っても、子どもは応えられないことがあります2。落ち着き方は、機嫌のよいときに少しずつ身につけていきます。大人が見せたり、一緒にやってみたりします1。気持ちを振り返るのも、落ち着いてからです3。

2〜3歳の子は、1人で落ち着くのはまだ難しい時期です。最中は1人にせず、大人がそばにいて待ちます4。

ことばの力がよく伸びた幼児ほど、4歳ごろの怒りが少なかったという研究があります。助けを求めたり、気をそらしたりできることが、そのつながりの一部を説明していました5。ただ、練習の効果を調べた研究ではありません。深呼吸や気持ちの絵だけの効果を確かめた研究も、見つけられませんでした。

練習のしかた123

ふだん

  • 気持ちにことばをつける
  • 大人が深呼吸して見せる
  • 気持ちの絵を指さす

最中

  • 練習したことをやらせない
  • そばにいて待つ

落ち着いたら

  • 気持ちを短く振り返る
  • 次にどうするか一緒に決める

幼児の保護者向けの公的な情報(オーストラリア)より。

用意するもの

試し方

  1. ふだんから、「うれしいね」「くやしかったね」「ねむいね」と、子どもの気持ちにことばをつける1
  2. 大人が自分の気持ちで見せる。「ちょっとイライラしたから、ゆっくり息をはくね」と、深呼吸してみせる1
  3. 話すことばがまだ少ない子には、落ち着いているときに気持ちの絵や身振りを見せて、「いまはこれかな」と指さす1

    子どもが絵を指さしたら、「おこってるんだね」とことばを添えて返します

  4. ゆっくり息をはく、クッションをぎゅっとするなど、遊びのように一緒にやってみる。いやがるなら無理にさせない
  5. かんしゃくのあと、落ち着いてから「さっきはくやしかったね。こんどおこったら、どうしようか」と短く話す3
  6. かんしゃくの最中は、練習したことをやらせようとしない。そばにいて待つ2

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連する困りごと

出典

  1. Toddler tantrums: why they happen & how to deal with them. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「How to make toddler tantrums less likely」

  2. Calming down for children: how to help (3-8 years). Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 5つの手順(手順4)

  3. Toddler tantrums: why they happen & how to deal with them. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「How to make toddler tantrums less likely」

    Calming down for children: how to help (3-8 years). Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 5つの手順(手順5)

  4. Time-in: helping toddlers calm down. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「How to do time-in…」

  5. Roben, C. K.、Cole, P. M.、Armstrong, L. M.. Longitudinal relations among language skills, anger expression, and regulatory strategies in early childhood. Child Development, 84(3), 891–905, 2013. 抄録