「かして」「いいよ」「あとでね」をごっこ遊びで練習する
1回 3〜10分

ぬいぐるみどうしの「かして」「いいよ」「あとでね」を、大人がやって見せます。子どもにも役をやってもらいます。積み木やボールで、「ぼくの番」「きみの番」と言いながら交代する遊びもします。
「かして」「いいよ」「順番」は、友だちとの遊びでよく使われることばです。でも使い始めのころは、「順番」と言われても、何をすればよいのかわからないことがよくあります3。ぬいぐるみや人形を使って、遊びの中でやって見せる工夫が勧められています12。
練習では、「あとでね」も大事な返事として扱ってください。先に使っていた子が先に使うのは、自然なことです4。2〜3歳のうちは、順番の遊びより、おもちゃを多めにして並んで遊ぶほうが楽しく過ごせることもあります6。

借りたいとき
- 「かして」

貸すとき
- 「いいよ」
- 「どうぞ」

まだ使いたいとき
- 「あとでね」
- 「これが終わったらね」
保育所保育指針解説(3歳以上児の保育)は、「順番」「交替」「貸して」「いいよ」の意味をその都度伝えることを勧めています。ほかのことばは、このサイトの例です。
用意するもの
- ぬいぐるみや人形を2つ
- 積み木やボールなど、交代で使えるおもちゃ
試し方
- ぬいぐるみや人形どうしで、「かして」「いいよ」「あとでね」のやりとりをやって見せる15
このサイトの絵カードで、ことばを絵と一緒に見せるのもよい方法です
- 子どもにも役をやってもらう。うまく言えなくても、大人がことばを添えて手伝う5
- 積み木やボール遊びで、「ぼくの番」「きみの番」と口に出しながら交代する12
- 実際の遊びの場面でも、「順番」「かして」がどういうことかを、その都度具体的に伝える3
「〇〇ちゃんが使い終わったら、次はあなたの番だよ」と、何をすればよいかがわかる言い方にします
- 「あとでね」も大事な返事として扱う。「かして」と言えば必ず借りられる、とは教えない4
止める・変える目安
- 嫌がったり飽きたりしたら、短く切り上げる
合わないときは
- 大人2人や、大人ときょうだいでやって見せるだけにする。子どもは見ているだけでよい
- ボールを転がし合うなど、すぐに番が回ってくる短い遊びから始める
- 2〜3歳には、順番の遊びより、おもちゃを多めにして横に並んで遊ぶほうが合うこともある
気をつけること
- 家庭でのごっこ遊びの練習の効果を確かめた研究は、見つけられませんでした。保育や子育ての公的な情報で勧められている、一般的な工夫です
- 練習でうまく言えても、実際の遊びの場面ではまだ難しいことがよくあります
使えるツール

絵カードメーカー
予定や手順、伝えたいことを絵カードにする。印刷もできる
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ごっこ遊び・見立て遊び
積み木をドーナツに見立てたり、人形にごはんを食べさせるつもりになったりする遊びです。子どもの遊びを一段ずつ広げます。
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出典
Toddler friendships: how they develop & tips to help. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト). 「Tips」の節
Teaching children to share: an age-by-age guide. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2018-05-17. 「Tips」の節
保育所保育指針解説. 厚生労働省, 2018-02. 印刷 p.260–261(3歳以上児・言葉の内容⑤)
保育所保育指針解説. 厚生労働省, 2018-02. 印刷 p.224(3歳以上児・人間関係の内容⑫)
Social Development in Preschoolers: Learning How to Share & Cooperate. HealthyChildren.org(米国小児科学会), 2024-12-05. 「5 tips」の節
Toddler friendships: how they develop & tips to help. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト). 遊ぶ約束(playdate)についての節