その日のできごとを、一緒に思い出して話す

1回 3〜10分

お風呂で、子どもと大人が向かい合って楽しそうに話している

「今日なにが楽しかった?」と聞きます。子どもの答えに「だれといたの?」「それでどうなったの?」と1つ聞き返します。大人も自分のできごとを話して、交代で話します。

その日にあったことを話せるのは、4歳ごろからが目安です1。「今日どうだった?」の一言で終わってしまうときは、子どもの答えに続きを1つ聞き返します。話す番を、もう一度つくるためです。

くわしく聞き返しながら思い出話をする練習を、お母さんが受けた研究があります。その子どもたちは、思い出をより豊かに話すようになりました2。研究をまとめた報告では、一言で終わらない聞き返しと、子どもの話を受け止めることが、子どもの話のくわしさと結びついていました3。

大人も自分の話をして交代すると、聞く番と話す番の練習になります4。話しすぎていると思ったら、5つ数えて待ちます5。幼い子の研究では、返事までに平均で1秒ほどかかっていました6。すぐに次の質問をしないようにします。

聞き方の例3

「うん」で終わりやすい

  • 「楽しかった?」
  • 「すべり台した?」

続きを話したくなる

  • 「だれといたの?」
  • 「それでどうなったの?」
  • 「どんな気持ちだった?」

親子の思い出話についての34の研究をまとめた報告(2019年)をもとにした例です。

試し方

  1. 夕食やお風呂など、落ち着いて話せる時間に「今日なにが楽しかった?」と聞く1

    4歳ごろには、その日にあったことを1つ話せるのが目安です。まずは1つで十分です

  2. 子どもが一言で答えたら、「だれといたの?」「それでどうなったの?」と続きを1つ聞く23

    「楽しかった?」のように「うん」で終わる聞き方より、続きを話したくなる聞き方にします

  3. 子どもが話したことをくり返して、「よく覚えてたね」「それはうれしかったね」と受け止める3
  4. 大人も自分のできごとを1つ話して、「次は〇〇ちゃんの番」と交代する4
  5. 自分ばかり話していると気づいたら、心の中で5つ数えて、子どもが話すのを待つ56

    幼い子の研究では、返事をするまでに平均で1秒ほどかかっていました

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連するあそび

関連する困りごと

出典

  1. CDC's Developmental Milestones. Centers for Disease Control and Prevention(米国疾病予防管理センター), 2026-02-17. 4歳のページ(Language/Communication)

  2. Reese, E.、Newcombe, R.. Training mothers in elaborative reminiscing enhances children's autobiographical memory and narrative. Child Development, 78(4), 1153–1170, 2007. 抄録

  3. Wu, Y.、Jobson, L.. Maternal reminiscing and child autobiographical memory elaboration: A meta-analytic review. Developmental Psychology, 55(12), 2505–2521, 2019. 抄録

  4. How to teach your child conversation skills. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「Practice」

  5. Romeo, R. R.、Leonard, J. A.、Grotzinger, H. M.、ほか. Neuroplasticity associated with changes in conversational turn-taking following a family-based intervention. Developmental Cognitive Neuroscience, 49, 100967, 2021. §2.7 Intervention、§3.1

  6. Nguyen, V.、Versyp, O.、Cox, C.、Fusaroli, R.. A systematic review and Bayesian meta-analysis of the development of turn taking in adult-child vocal interactions. Child Development, 93(4), 1181–1200, 2022. 抄録