かんしゃくの前ぶれ(疲れ・空腹・人混み)に先回りする

出かける前に、大人が子どもに小さなおにぎりを渡している

1〜2週間ほど、かんしゃくが起きた時間と直前の様子をメモします。重なりやすい時間や場面がわかったら、予定のほうを合わせます。買い物は昼寝や食事のあとにする、軽い食べ物を持っていく、などです。

眠いとき、おなかがすいたとき、人が多くてにぎやかな場所では、大人でもいらいらしやすくなります。幼い子のかんしゃくも、こうした前ぶれから起きやすいとされています13。3〜5歳の子の親への調査では、疲れや空腹、病気のときのかんしゃくが過去1か月にあった子は、半数をこえていました4。こうしたきっかけの突然のかんしゃくは、心配しなくてよいと研究者は述べています5。

起きてから落ち着かせるより、起きにくい予定を組むほうが、親子ともに楽なこともあります。軽い食べ物を持っていく、昼寝を優先する、といった小さな工夫から始めてみてください2。

疲れ・空腹・病気のときのかんしゃくの頻度(過去1か月)4
  • 一度もない40.1%
  • まれに34.8%
  • 週1〜3日16.9%
  • 週4〜6日4.6%
  • 毎日1.4%
  • 1日に何度も2.2%

アメリカ・シカゴ周辺の小児科で募集した3〜5歳1,490人の、親の回答(2012年の論文)より。

用意するもの

試し方

  1. 1〜2週間ほど、かんしゃくが起きた時間と、直前の様子をメモする。眠そう、おなかがすいていた、人が多かった、など1

    細かく書かなくてかまいません。「夕方・スーパー・おなかすいた」くらいで十分です

  2. メモを見返して、かんしゃくが重なりやすい時間や場面を探す14
  3. 買い物などの用事は、昼寝や食事のあとにずらし、短めにすませる1
  4. おなかがすくと怒りやすいなら、外出に軽い食べ物を持っていく。眠いと怒りやすいなら、昼寝の時間を優先する23

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連する困りごと

出典

  1. Toddler tantrums: why they happen & how to deal with them. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「How to make toddler tantrums less likely」

  2. Swanson, W. S.. Top Tips for Surviving Tantrums. HealthyChildren.org(米国小児科学会), 2021-04-21. 項「Set your child up for success」

  3. Temper tantrums. NHS(英国国民保健サービス), 2022-11-07. 見出し「Find out why the tantrum is happening」

  4. Wakschlag, L. S.、Choi, S. W.、Carter, A. S.、ほか. Defining the developmental parameters of temper loss in early childhood: implications for developmental psychopathology. Journal of Child Psychology and Psychiatry, 53(11), 1099–1108, 2012. Table 1 項目11

  5. Belden, A. C.、Thomson, N. R.、Luby, J. L.. Temper tantrums in healthy versus depressed and disruptive preschoolers: defining tantrum behaviors associated with clinical problems. The Journal of Pediatrics, 152(1), 117–122, 2008. Discussion