かんしゃくの前ぶれ(疲れ・空腹・人混み)に先回りする

1〜2週間ほど、かんしゃくが起きた時間と直前の様子をメモします。重なりやすい時間や場面がわかったら、予定のほうを合わせます。買い物は昼寝や食事のあとにする、軽い食べ物を持っていく、などです。
眠いとき、おなかがすいたとき、人が多くてにぎやかな場所では、大人でもいらいらしやすくなります。幼い子のかんしゃくも、こうした前ぶれから起きやすいとされています13。3〜5歳の子の親への調査では、疲れや空腹、病気のときのかんしゃくが過去1か月にあった子は、半数をこえていました4。こうしたきっかけの突然のかんしゃくは、心配しなくてよいと研究者は述べています5。
起きてから落ち着かせるより、起きにくい予定を組むほうが、親子ともに楽なこともあります。軽い食べ物を持っていく、昼寝を優先する、といった小さな工夫から始めてみてください2。
アメリカ・シカゴ周辺の小児科で募集した3〜5歳1,490人の、親の回答(2012年の論文)より。
用意するもの
- メモ帳やスマホのメモ
- 外出用の軽い食べ物と飲み物
試し方
- 1〜2週間ほど、かんしゃくが起きた時間と、直前の様子をメモする。眠そう、おなかがすいていた、人が多かった、など1
細かく書かなくてかまいません。「夕方・スーパー・おなかすいた」くらいで十分です
- メモを見返して、かんしゃくが重なりやすい時間や場面を探す14
- 買い物などの用事は、昼寝や食事のあとにずらし、短めにすませる1
- おなかがすくと怒りやすいなら、外出に軽い食べ物を持っていく。眠いと怒りやすいなら、昼寝の時間を優先する23
止める・変える目安
- メモをつけるのが負担になったら、やめてかまわない
合わないときは
- 前ぶれがなくても起きることはあります。起きたときは、そばにいて落ち着くのを待つ(タイムイン)
- 遊びの終わりなど、切り替えで怒りやすいなら、終わりを前もって伝える工夫も試す
気をつけること
- 家で試した効果を確かめた研究は、見つけられませんでした。公的な子育て情報で勧められている工夫です
関連する困りごと
出典
Toddler tantrums: why they happen & how to deal with them. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 節「How to make toddler tantrums less likely」
Swanson, W. S.. Top Tips for Surviving Tantrums. HealthyChildren.org(米国小児科学会), 2021-04-21. 項「Set your child up for success」
Temper tantrums. NHS(英国国民保健サービス), 2022-11-07. 見出し「Find out why the tantrum is happening」
Wakschlag, L. S.、Choi, S. W.、Carter, A. S.、ほか. Defining the developmental parameters of temper loss in early childhood: implications for developmental psychopathology. Journal of Child Psychology and Psychiatry, 53(11), 1099–1108, 2012. Table 1 項目11
Belden, A. C.、Thomson, N. R.、Luby, J. L.. Temper tantrums in healthy versus depressed and disruptive preschoolers: defining tantrum behaviors associated with clinical problems. The Journal of Pediatrics, 152(1), 117–122, 2008. Discussion