伝えたくなる場面をつくって、待つ

1回 5〜15分

透明な容器に入ったおやつを、子どもが大人に差し出している

好きなものを、見えるけれど届かない場所に置くなどして、伝えたくなる場面をつくります。子どもが伝えてくるのを数秒待って、すぐに応えます。

大人が先回りして何でも用意すると、子どもが自分から伝える機会は少なくなります。伝えたくなる場面をつくって、子どもが伝えてくるのを少し待ちます。伝えようとしたら、すぐに応えます12。

研究では、こうした工夫は専門家が組み立てたプログラムの一部として使われています。この工夫だけの効果は、確かめられていません3。なお、専門家の指導で使う「時間遅延」という方法は、家で待つこととは別の手順です4。

用意するもの

試し方

  1. 「伝えたくなる場面」をつくる。好きなものを見えるけれど手の届かない場所に置く、少しずつ渡す、など3
  2. 子どもが見たり、声を出したり、指さしたりするまで、数秒待つ12
  3. 伝えようとしたら、すぐに応えて、ことばを添える。「ジュースだね、どうぞ」など1
  4. 待っても伝えてこないときは、待ちすぎずに手渡して、ことばを添える

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連するあそび

関連する困りごと

出典

  1. Late Language Emergence(Practice Portal). American Speech-Language-Hearing Association(米国言語聴覚協会). 見出し「Indirect Intervention」

  2. Help your baby learn to talk. NHS(英国国民保健サービス), 2023-04-26. 2〜3歳の節

  3. Kaiser, A. P.、Roberts, M. Y.. Parent-Implemented Enhanced Milieu Teaching With Preschool Children Who Have Intellectual Disabilities. Journal of Speech, Language, and Hearing Research, 56(1), 295–309, 2013. Method(プログラムの構成要素)、Results(Table 7・8)

  4. Steinbrenner, J. R.、ほか. Evidence-Based Practices for Children, Youth, and Young Adults with Autism. UNC Frank Porter Graham Child Development Institute, National Clearinghouse on Autism Evidence and Practice, 2020. p.29 の表、p.132「Time Delay」