何がよかったかを、具体的にほめる

おもちゃを友だちに渡した子どもに、大人が笑顔で話しかけている

よい行動や小さな一歩に気づいたら、できればその場で、何がよかったかを具体的に伝えます。回数を増やすより、具体的に言うことを心がけます。

「えらいね」「すごいね」だけでは、何がよかったのかが子どもに伝わりにくいことがあります。「自分で着替えられたね」のように、何がよかったかをことばにすると伝わりやすい、とされています1。

ほめることは、反抗的な行動に悩む家庭向けの講座の一部として研究されてきました4。ほめる回数を増やすことより、具体的にほめることのほうに意味がありそう、という結果もあります5。

順番や友だち関係の場面で、効果を確かめた研究ではありません。たくさんほめようとがんばるより、「見ていたよ」と具体的に伝えるくらいの気持ちで試してみてください。

ほめ方の例1

それだけだと伝わりにくい

  • 「えらいね」

何がよかったかが伝わる

  • 「自分で着替えられたね」
  • 「すぐに『どうぞ』って渡せたね」
  • 「『いれて』って言えたね」

何がよいかを具体的にほめると伝わりやすい、とする厚生労働省の検討会の資料より。

試し方

  1. 子どもの近くで様子を見て、よい行動や小さな一歩に気づけるようにする2
  2. よい行動が見えたら、できればすぐに伝える。その場で言えなかったときは、寝る前など落ち着いたときでもよい1
  3. 「えらいね」だけで終わらせず、何がよかったかをことばにする。「自分で着替えられたね」「すぐに『どうぞ』って渡せたね」など12
  4. 結果だけでなく、がんばった小さな一歩もほめる。そばで遊べた、「こんにちは」が言えた、など3
  5. 相手の様子も添えて伝える

    「〇〇ちゃん、うれしそうだったね」のように、自分の行動が相手にどう届いたかがわかる言い方です。

止める・変える目安

合わないときは

試したことを記録する

気をつけること

関連するあそび

関連する困りごと

出典

  1. 体罰等によらない子育てのために~みんなで育児を支える社会に~. 厚生労働省(体罰等によらない子育ての推進に関する検討会), 2020-02. p.14 Ⅳ-2(1)⑦「良いこと、できていることを具体的に褒めましょう」、p.16 コラム

  2. Teaching children to share: an age-by-age guide. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2018-05-17. 「Tips」の節、「What to do if sharing is a challenge」の節

  3. Shyness in children: how to help a shy child. Raising Children Network(オーストラリアの子育て情報サイト), 2026-07-24. 「Tips for young children」の節

  4. Leijten, P.、Gardner, F.、Melendez-Torres, G. J.、ほか. Meta-Analyses: Key Parenting Program Components for Disruptive Child Behavior. Journal of the American Academy of Child & Adolescent Psychiatry, 58(2), 180–190, 2019. 抄録

  5. Weeland, J.、Brummelman, E.、Jaffee, S. R.、ほか. Does caregivers' use of praise reduce children's externalizing behavior? A longitudinal observational test in the context of a parenting program. Developmental Psychology, 58(7), 1371–1385, 2022. 抄録